いのうええんりょう
妖怪学講義
ようかいがくこうぎ
02 緒言
初出:「妖怪學講義緒言」1893(明治26)年8月24日
ハルチロさんの感想
明治時代に膨大な書籍、資料ほか実地検証まで行って『妖怪』を学術的に解明しようされた著者の熱意に脱帽しました。本作品は、学術書としては、“ガイダンス”的部分ではあるものの、医学や哲学などの学術研究から『妖怪』の実態に迫るのか、を是非とも教示して頂きたと思わせてくれました。講義内容も是非読みたいです。
甲州郡内妖怪事件取り調べ報告
こうしゅうぐんないようかいじけんとりしらべほうこく
初出:「東京朝日新聞」1894(明治27)年5月8、9、11、12日
gnosaさんの感想
怪異を科学的分析。でも怪異は怪異のままの方がロマンがある。
01 再版につきて一言を題す
初出:「哲學館第七學年度講義録 妖怪學講義 合本第一册 緒言及總論」哲學館、1896(明治29)年6月14日増補再版
“妖怪学”っていう響きにそそるものがあり、取り敢えず、「はじめに」の部分に当たる本作品に目を通しました。妖怪学を宗教哲学の観点から研究されての講義の模様なので、続く作品に期待したいです。
失念術講義
しつねんじゅつこうぎ
初出:不明
妖怪学
ようかいがく
阿波のケンさん36さんの感想
題名は妖怪学だが世の中の不思議に神代からの膨大な資料を使いコックリさんを始めとする多くの古来の予知能力と言われるものを論破した作者の努力には最大限の賛辞を贈りたい。日本近代化のバイブルだ。
妖怪学一斑
ようかいがくいっぱん
本作品は、明治時代に催された講演の速記を書き起こしたものです。学問的に「妖怪」を解き明かすというのが面白いです。「文明開化」とはいえ、地方に行けば、伝承、伝説、風習が人々に信じられていた時代でしょうから、これを科学的に解明するのは、学術的に価値があったのかも知れません。研究結果が楽しみです。
妖怪研究
ようかいけんきゅう
艚埜臚羇1941さんの感想
円了は 分類を 示し さらに 妖怪の 実体験を 採取している。東京 中野区に 氏の 記念公園が 残っている。
妖怪談
ようかいだん
妖怪報告
ようかいほうこく
おばけの正体
おばけのしょうたい
妖怪の 起源の 七割は 印度 二割は 中国 残り 一割 が 日本の 固有の 妖怪の ように 見えると する。広く 愚民 迷信の 無知蒙昧から 救い出された 人は 一定数 いたのでは ないかと 愚考する。また 柳田国男 民俗学との 境い目に ついても かなり 気になった。
通俗講義 霊魂不滅論
つうぞくこうぎ れいこんふめつろん
19双之川喜41さんの感想
哲学堂の傍に 昔居たことがあり 奇妙な人との 想いが強かった。 迷信とか因習に とらわれていた頃の 啓蒙活動家とも 言えよう。 妖怪ものの 走りであるから 思いの外 為に成るかもしれないと感じた。
迷信解
めいしんかい
迷信と宗教
めいしんとしゅうきょう
妖怪玄談
ようかいげんだん
欧米各国 政教日記
おうべいかっこく せいきょうにっき
西航日録
せいこうにちろく
南半球五万哩
みなみはんきゅうごまんマイル
船旅の 愛好家が 読んだら 楽しいかもしれない。 メルボルンの 人口五十四万九千二百人と あるのは 当たり前の事ながら 現代とは かけ離れた 発展途上の 都市だったようだ。 紀行に 自作の漢詩が 添えてあるので 驚く。