はんしちとりものちょう
20 向島の寮
20 むこうじまのりょう
書き出し
一慶応二年の夏は不順の陽気で、綿ぬきという四月にも綿衣をかさねてふるえている始末であったが、六月になってもとかく冷え勝ちで、五月雨の降り残りが此の月にまでこぼれ出して、煙のような細雨が毎日しとしとと降りつづいた。うすら寒い日も毎日つづいた。半七もすこし風邪をひいたようで、重い顳※をおさえながら長火鉢のまえに欝陶しそうに坐っていると、町内の生薬屋の亭主の平兵衛がたずねて来た。「お早うございます。毎日…
右門捕物帖
敵討札所の霊験
運
8eb05d040692さんの感想
面白かったです。 悪事はばれて報いを受ける。因果応報ですね。
奥津棄戸明さんの感想
因果な話よ