かたきうちふだしょのれいげん
書き出し
一一席申し上げます、是は寛政十一年に、深川元町猿子橋際で、巡礼が仇を討ちましたお話で、年十八になります繊弱い巡礼の娘が、立派な侍を打留めまする。その助太刀は左官の才取でございますが、年配のお方にお話の筋を承わりましたのを、そのまゝ綴りました長物語でございます。元榊原様の御家来に水司又市と申す者がございまして、越後高田のお国では鬼組と申しまして、お役は下等でありますが手者の多いお組でございます。この…
右門捕物帖
半七捕物帳
百物語
e2032513f6a4さんの感想
圓生師が一部口演されているのが残っているが、全編通しとは水司の描き様の趣きが少し異なるのが、興味深い。