かいかのおっと
初出:「中外」1919(大正8)年2月
書き出し
いつぞや上野の博物館で、明治初期の文明に関する展覧会が開かれていた時の事である。ある曇った日の午後、私はその展覧会の各室を一々叮嚀に見て歩いて、ようやく当時の版画が陳列されている、最後の一室へはいった時、そこの硝子戸棚の前へ立って、古ぼけた何枚かの銅版画を眺めている一人の紳士が眼にはいった。紳士は背のすらっとした、どこか花車な所のある老人で、折目の正しい黒ずくめの洋服に、上品な山高帽をかぶっていた…
並木
蓑田先生
本所両国
19双之川喜41さんの感想
子爵は こだわりの 愛ある結婚に 何とか 漕ぎ着けるけど 妻は 浮気どころか 二股 三股の 喰わせ者で 離婚に至る。 百年たったら 子供の夢と 慨嘆する。 詩味溢れ 完成度は たかいと感じた。