青空文庫

「蠣フライ」の感想

蠣フライ

かきふらい

初出:「文藝春秋」1927(昭和2)年1月号

菊池4

書き出し

汽車が、国府津を出た頃、健作は食堂へは入つて行つた。寝るまでの中途半端の時間なので、客は十四五人もあちらの卓や此方の卓に散在してゐた。大抵は、二三人づれでビールや日本酒を飲んでゐた。健作は、晩飯を喰つてゐないので、ビフテキとチキン・ライスを註文した。健作は、チキン・ライスを喰つてしまつてから、ふと気がついたのだが、健作が坐つてゐる席とは一番遠い端に、此方へ背を向けて、坐つてゐる女が、愛子に似てゐる

2024/04/14

19双之川喜41さんの感想

 昔 付き合っていた女 らしき人に 食堂車で 遠目に 背中だけ 見かける。当時は 女は 共に 街の 食堂に 入っても 頑なに 蠣フライだけしか 食さなかった。その 妙な 性癖が どうなって いるのか 女が 立ち去った あとで 食堂車の ボーイに 確かめてみたりする。偏食を 扱った 作品は そこそこ 過去に 在ったりすると 感じた。

2024/01/23

2d1829493e73さんの感想

男はいつの時代でもこんな気持ちで生きている。

2024/01/14

63b6318e66daさんの感想

牡蠣を食べた日にこの話を読んでほっこり。切ないけどね。

2024/01/14

かりん糖さんの感想

牡蠣フライって美味しそうと思った

2024/01/13

8eb05d040692さんの感想

ちょっと切ない感じの話だけど、終わり方が好きです。 蠣フライ、しばらく食べてない

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