青空文庫

「片男波」の感想

片男波

かたおなみ

初出:「文藝倶樂部 第二巻第九編臨時増刊 海嘯義捐小説」博文館、1896(明治29)年7月25日

書き出し

降続きたる卯の花くだしようようはれて、かき曇りたる天もところどころ雲の切間を、朧なる五日の月は西へ西へと急ぐなり。千載茲許に寄せては返す女浪男浪は、例の如く渚を這上る浪頭の彼方に、唯形ばかりなる一軒立の苫屋あり。暮方より同じ漁師仲間の誰彼寄り集いて、端午の祝酒に酔うて唄う者、踊る者、跂る者、根太も踏抜かんばかりなる騒ぎに紛れて、密と汀に抜出でたる若き男女あり。「何か用なの?え、仙太様。」と女は美か

2023/08/12

阿波のケンさんさんの感想

女が、自分の夫と自分に懸想する男、二人が溺れかけ助けを求めて来た時どう行動するのかその一つの答えがこの本にある。

2023/08/09

8eb05d040692さんの感想

後半は鬼気迫る

2023/08/04

ふわさんの感想

紅葉門下らしい文章 津波のシーン有

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