青空文庫

「母」の感想

はは

書き出し

母中野鈴子わたしは子供のとき大変な甘えん坊でそしてあまやかされて育っていたあそびから帰るとすぐ母を呼び母をさがした母はわたしをはなれて出かけることはできなかった泣いて叫んでじたばたしたからけれどもスッカリ変わってしまったわたしは母を呼ばなかった母には何もなかったあふれて流れる泪を拭いてくれる手も伸びつつ円くなってゆく体の体のなかのやわらかな芽生えも母には何も見えなかったただ娘の年齢だけを数えていた

2026/02/18

艚埜臚羇1941さんの感想

  母親に 片想いだった。早くから 自律した 気分で 母と接した。もっと あまえさして もらいたかった。親の 死に あたっての 哀しみは 我ながら なぜと 思うほど 悲しみが 胸を 貫いた。ややこしい 親子の 関係でも 深い 哀惜の 念に 覆われる。

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