青空文庫

「閑日月」の感想

閑日月

かんじつげつ

初出:「中央公論 第二十三巻第十二号」1908(明治41)年12月1日

正宗白鳥10

書き出し

北も南も二階建の大きな家に遮られてゐるが、それでも隙間を漏れて、細い光が障子の隅にさしてゐる。小春日和にこの谷底のやうな部屋も温かくて、火鉢の炭火も消えかかつたまゝ忘れられてゐた。山地佐太郎は中古の括枕に長く髮の伸びた頭を乘せて仰向けに寢てゐること既に二三時間。目は開いてゐるが、心はとろ/\と眠りかけ、心臟の鼓動ものろい。壁一重隔てゝは、天氣のいゝせゐか豆腐屋の聲、屑屋の聲も晴やかに響いてゐる。車

2025/10/27

10da113d00bbさんの感想

のんびりしていてよい。早く行動してくれとも思うが、他の人になんだかんだ信用されている親父さんの人徳、というか、人懐っこさがいいのかもしれない。

2025/08/13

艚埜臚羇1941さんの感想

  叔父さんは 甥っ子に ここでは ねたまま いろんな 音が 聞こえると 自慢げで ある。オルガン 琴 三味 夜静かには 寄席の 囃子も 聞こえる。妻が 外出から 帰宅 したので 連れ 立って 寄席に 出かける。なんとも 脱力 するような 閑日である。

2025/04/12

猫のにゃんたろうさんの感想

まさに閑日月という作品。今の時代にない良さが伝わってきます。

2025/03/17

8eb05d040692さんの感想

ぐうたらな感じでいい加減な叔父さんかも知れないが、どこか憎めない。

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