青空文庫

「魂魄分離」の感想

魂魄分離

こんぱくぶんり

於菟7

書き出し

明代末葉のころらしい。江西省南昌府の城門外数里の地に北蘭寺という古刹があった。数名の若者がその寺内にいくつかの房を借り、進士となるのを目的として科挙に応ずる準備の読書をしていた。その中で魏生と張生とは気の合う所があったので、互いに何事も打ち明け、年長の魏生は張生を弟のごとくいたわり、張生はまた魏生を兄のごとく敬って、その交情は僚友もうらやむほどであった。秋の初めごろ魏生はそこから余り遠くない郷里に

2026/04/09

84728868f103さんの感想

森鷗外の別名と思われる。彼は日本の検死官の草分けでもあったようだ。東洋の魂魄思想を伺い見る事ができる貴重な文だ。 彼は軍医時代、小倉にいた事があり、飯塚の本町にも訪問の石碑が残されている。イギリスのジキルとハイドに魂魄思想を見出す部分はさすがに慧眼だなと感心した。

2026/02/24

艚埜臚羇1941さんの感想

  中国の 思想では 魂魄の 区別を つける という。魂は 天より 受けた 気で 天を かたどり 魄は 地より 生じて 悪鬼の 像を成すとされる。仕事柄 解剖台の 遺体を 数々 目にするけど 死後の 顔には 平和な 慈愛に みたされた 魂と 魄が のさばっている 醜く 歪んだ 形相が あるような 気が するという。本当に 有ることかも しれないと 感じた。 

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