青空文庫

「死者を嗤う」の感想

死者を嗤う

ししゃをわらう

初出:「中央文學」1918(大正7)年6月号

菊池13

書き出し

二三日降り続いた秋雨が止んで、カラリと晴れ渡った快い朝であった。江戸川縁に住んでいる啓吉は、いつものように十時頃家を出て、東五軒町の停留場へ急いだ。彼は雨天の日が致命的に嫌であった。従って、こうした秋晴の朝は、今日の裡に何かよい事が自分を待っているような気がして、何となく心がときめくのを覚えるのであった。彼は直ぐ江戸川に差しかかった。そして、小桜橋と云う小さい橋を渡ろうとした時、ふと上流の方を見た

2022/10/30

鍋焼きうどんさんの感想

芥川にも志賀にも、偶々出食わした小事件から来る不安を材に取った掌編があったと思う。自分の後ろめたさを感じていて、何となく雰囲気が似ている。

2022/03/11

阿波のケンさん36さんの感想

女の土左衛門があがった。役人が川から引き揚げようとするがうまく行かないその都度集まった野次馬から哄笑がどっと沸く。女は覚悟の自殺、死んだ後まで笑いものにされるのに作者は同情をよせるが…

1 / 0