青空文庫

「心づくし」の感想

心づくし

こころづくし

初出:「中央公論 第六十三年第五号」中央公論社、1948(昭和23)年5月1日

永井荷風19

書き出し

終戦後間もなく組織されたB劇団に、踊りもするし、歌もうたうし、芝居もするというような種類の女優が五、六人いた。その中の二人は他の三、四人よりも年が上で、いずれも二十五、六。前々からきまった男を持っていた。一人は年も四十を越した一座の興行師の妾で、三ツになる子供がある。他の一人は銀座の或ダンスホールでクラリネットを吹いている音楽師を恋人にしていたが、あとの三、四人は年も二十になるかならず、手入らずの

2024/12/27

65c8aadc88adさんの感想

雙喜 題意は おんぼろ劇団の しがない女優が セイターを 編み上げて 密かに 目立たないように 憧れの男の イニシャルを 編み込むという 筋立てである。荷風の 巧妙な 描写を 堪能した。04:34

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