もりのいえ
初出:「アララギ」1912(明治45)年2月
書き出し
実際は自分が何歳の時の事であったか、自分でそれを覚えて居たのではなかった。自分が四つの年の暮であったということは、後に母や姉から聞いての記憶であるらしい。煤掃きも済み餅搗きも終えて、家の中も庭のまわりも広々と綺麗になったのが、気も浮立つ程嬉しかった。「もう三つ寝ると正月だよ、正月が来ると坊やは五つになるのよ、えいこったろう……木っぱのような餅たべて……油のような酒飲んで……」姉は自分を喜ばせようと…
富嶽百景
ゆく雲
蒼穹
eafffd0d271cさんの感想
結びの一文がつらかった。「野菊の墓」の原型の様な、心に残る小品でした。
b9ef941530ccさんの感想
お松の話。短いので分かりにくい。