ちばかいがんのし
書き出し
a我れ生存に行き暮れて足どり鈍くたたずめど満ち足らひたる人のごと海を眺めて語るなりbあはれそのかみののぞき眼鏡に東京の海のあさき色を今千葉に来て憶ひ出すかと幼き日の記憶熱をもて妻に語りぬcここに来て空気のにほひを感じるうつとりと時間をかへりみるのだひなげしの花は咲き麦の穂に潮風が吹くd青空に照りかがやく樹があるかがやく緑に心かがやく海の近いしるしには空がとろりと潤んでゐるe広い眺めは横につらなる新…
f739601db10dさんの感想
静かな心持ちに丁度いい。