青空文庫

「浦添考」の感想

浦添考

うらそいこう

初出:「琉球新報」1905(明治38)年

伊波普猷16

書き出し

一沖縄の歴史をしらべた事のある人は、浦添という名称の沖縄の上古史から離す事の出来ない名称である事に気が付くであろう。むかし舜天や英祖や察度のような王者を出した浦添は果して如何なる所であったろう。浦添の事をしらべるに参考となるべき史料は至って少い。しかし、たとい文献となって遺っていないでも、神の名とか地の名とかいうような固有名詞が伝わってさえいれば、その解釈によって研究の端緒は開けるのである。さて浦

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