青空文庫

「四年のあいだのこと」の感想

四年のあいだのこと

よねんのあいだのこと

初出:「VIKING 11号」1949(昭和24)年10月

久坂葉子29

書き出し

うすねずみいろの毛地のワンピースを着て、私は花束を持っている。今さっき、知合の家へあそびに行き、その庭に一ぱいあふれるように咲いていたスイートピーをすきなだけきらせてもらい、その帰りである。花はむっとした少し鼻につきすぎる位の香りで、それはこいむらさきやうすいピンクや白や各々の色より発散したものが、また一つになって新しく別なものをこしらえ私に投げかけるようだ。この香りに、何か、不思議な作用があるの

2021/03/28

b53e79cfe52cさんの感想

一気に読みました。恋の執念、今だとストーカーですよね。この一途さが作者が若くして自殺した一因かも知れませんね。

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