青空文庫

「ラ・ベル・フィユ号の奇妙な航海」の感想

ラ・ベル・フィユ号の奇妙な航海

ラ・ベル・フィユごうのきみょうなこうかい

初出:「新青年」1928(昭和3)年10月号

書き出し

「好い船だろう、え?」だしぬけに声をかけられて、ガルールはふと顔をあげた。彼は波止場に腰をかけて両脚をぶら垂げたまま、じっと考えこんでいたのであった。で、顔をあげると、一人の見知らぬ男が、背ろから屈みこんで、向うに碇泊している帆船の方を頤でしゃくっていた。「好い船だろう?」「うむ」ガルールは簡単に合槌をうった。港は、海員の同盟罷業が長びいたために、ひっそり寂れてしまって、沈滞しきった姿を呈していた

2024/05/01

19双之川喜41さんの感想

 大航海時代には それぞれ ひとつの 航海毎に 船員集めをしてから 出航することは よくあった ことらしく 男は まんまと 口車に のせられてしまう。帆船の 繰帆の 描写は 少ないので 帆船小説とまでは 言い切れず 筋立てにも 工夫を凝らした 様子は あまりなく 今一つ 煮え切らないと 感じた。

2022/05/02

阿波のケンさんさんの感想

ならず者を水夫として働かせて港に着くと彼らを警察への土産として引き渡すお話。

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