青空文庫

「蕩児ミロン」の感想

蕩児ミロン

とうじミロン

初出:「新青年」1926(大正15)年9月号

書き出し

若くもなければ美人でもないあの女に、ミロンがどうしてあんなに惚せたのか、それは誰にもわからぬ謎であった。ミロンはそれ以来、親友にも疎くなり、始終彼を見かけた場所へも、ぱったり顔を見せなくなった。そればかりでなく、彼は芸術のためという真摯な態度を棄ててしまって、下らない糊口的の絵を描きだした。或るとき旧友の一人が彼を諫めた。「君は馬鹿だな、ミロン。君はこの頃下らん仕事ばかりやっているものだから、腕が

2026/01/12

うさぎ御前さんの感想

若い頃の自分の方が、馬鹿さ加減までひっくるめて大切なんだろうねえ…

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