青空文庫

「父」の感想

ちち

初出:「夜鳥」春陽堂、1928(昭和3)年6月23日

書き出し

最後の一耘の土を墓穴へかぶせてしまって、お終いの挨拶がすむと、父子はゆったりした歩調で家の方へ帰って行ったが、その一歩一歩がひどく大儀そうであった。二人とも無言で歩いていた。長い混雑の後に起るくたびれが急に出てきて、物をいうさえもおっくうだった。家へ帰ってみると、柩に供えた花の香気が、まだそこいらに残っていた。この数日来、多数の人の出入りやら悲歎やらで込合っていたが、今は家の中が静閑とがらんどうに

2022/02/18

19双之川喜41さんの感想

 丁度 母親が 亡くなる 8日前に 老女中に 息子に 死後 渡して欲しい 手紙を 託した。涙ながらに その手紙を 読んだ 息子の とった行動は 私には 予想外であった。仮面家族であっても 息子は 雄々しい 決断をしたと 思った。 

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