青空文庫

「集金掛」の感想

集金掛

しゅうきんがかり

初出:「夜鳥」春陽堂、1928(昭和3)年6月23日

書き出し

ラヴノオは、同じ銀行に十年間も集金掛を勤めていて、模範行員と呼ばれた男であった。塵ほどの失策もなければ、只の一度だって間違った帳記けを発見されたこともなかった。係累のない独り者で、やたらに友達をつくりもしなければ、カッフェなんかに出入りするという噂も聞かぬ。それに色恋の沙汰もなく、只もう満足してその分を守っているようであった。「そんなに大金を扱っていると、さぞ誘惑を感じるでしょうね」人がそんなこと

2024/10/20

249ab33d09feさんの感想

優秀な行員のお話し。 犯罪を犯して、証券を預けたところであらすじが予測できたように思える。 最後まで読んで落語に似てるなと感じたものの、最後が笑えないところが日本と海外の違いかなと…いや…本質は同じで表現の違いなのかもしれない。

2024/10/15

976d009ce03aさんの感想

自分だったら絶対に刑務所行ってる間に何度も呪文のように反芻させてると思う。そんな大事な名前をどうして忘れちゃったんだろうね

2024/10/12

aebcc2c6f70cさんの感想

手にメモする大切さを教えてくれた

2024/10/07

8702fcaf2228さんの感想

最短で忘れられないストーリーを語る、これは良いですな

2024/10/02

うさぎ御前さんの感想

か、かわいそうに…!!

2024/09/25

65c8aadc88adさんの感想

双喜 物覚えが悪いと二十万フランみすみす懐に入りそこねるという教訓に充ちた話しである。厳密にいうと大事な事をやっと思い出したのだが時すでに遅く記憶が戻ったすぐ後に集金を横領したこの掛は絶命してしまったのである。

2024/09/24

ikeda_ssssさんの感想

不正な手段で得た金を偽名で預けるも、その名前を忘れてしまい発狂する話。溺れ死ぬ直前に名前を思い出す。 肝心なところで名前を忘れていたことに気がつくシーンは身に覚えがあり、苦しくなった。

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