青空文庫

「誤診」の感想

誤診

ごしん

初出:「新青年」1926(大正15)年9月号

書き出し

「先生」とその男はいった。「僕に結核があるかどうか、御診察の上で、包みかくしのないところを仰しゃって下さい。大丈夫ですよ、僕は確かりしています。どんな診断を聞かされたって平気なもんです。第一、先生はぶちまけていって下さる義務があります。それに、僕は自分の病状を知っておく権利があると思う。ですから是非聞かして頂きたいんです」ドクトルは一寸ためらったが、肱掛椅子を退らかして、火の燃えさかっている暖炉の

2022/02/13

19双之川喜41さんの感想

 その頃 結核は 不治の病とされ 宣言された患者は 絶望的な気持ちになった。もちろん 予防薬なども 開発されていなかったので 死の宣告を 深刻に 受け止め 自死を 図るものは 少なからずいた。結核の宣言が 誤診であった場合に どう復讐するか という筋立てであり 巧妙な 展開に 感心した。

2021/12/13

阿波のケンさん36さんの感想

当時不治の病と言われていた結核と診断された男がこの病気を移したと思い妻と子を殺す。しかしそれは誤診だった。その後男の取った行動は…有りそうだが無いな。

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