青空文庫

「孤独」の感想

孤独

こどく

初出:「夜鳥」春陽堂、1928(昭和3)年6月23日

書き出し

その年老った事務員は、一日の単調な仕事に疲れて役所を出ると、不意に蔽かぶさってしだいに深くなってゆく、あの取止めもない哀愁に囚われた。そして失える希望と仇に過ごした光陰を歎く旧い悩みを喚びおこしながら、珍らしくも、ぼんやりと門前に立ちどまった。それまでは、毎日脇目もふらずに宿へ帰ってゆくことが、二十五年もつづけて来た習慣だったのに。街は賑わっていた。店舗にはみな煌々と燈りがついて、通りかかる女たち

2021/12/13

阿波のケンさん36さんの感想

孤独に感じるのは時代を超え国を超えて同じだな。主人公は自殺したが金があれば孤独も楽しめるな。

2021/12/11

いちにいさんの感想

孤独な老人を監視カメラのようにモニタリングしている作者がいる事が唯一の救いであるのが、小説の 妙 と言うものだ。

2021/12/08

7724d65082e8さんの感想

人生最後の最後まで分からない。ラストを迎えて、私はほっとした。その安堵は、私の狂気なのかもしれない。

2021/12/08

decc031a3fabさんの感想

途中までは結構身につまされたけど、最後の最後で恰好つけられた感じがする。こういう話になるのが好きな人は大勢いるんだろうけど、実際にはそう簡単に人間は死ねないから難しいんだよ。

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