青空文庫

「吸血鬼」の感想

吸血鬼

きゅうけつき

初出:「犯罪公論 第二巻第一号~第三号」1932(昭和7)年1月1日~3月1日

佐藤春夫58

書き出し

時正に倫敦に於ては冬期の宴会騒ぎが今を盛りの真最中、いつもながら当代流行の魁を行かうといふ連中が先きに立つて彼方此方でさまざまな宴会を催してゐる折から偶その中へ一人の貴族が現れた。貴族とは云へ、彼はそんな身分よりも寧ろ一風変り者だといふ点で人目を惹いてゐた。面白可笑しい周囲の歓楽の中に雑りながら自分だけはそんな仲間に加はることは出来ないと云つたやうな様子をなしてただ四下のさざめきにじつと見惚れてゐ

2024/04/29

19双之川喜41さんの感想

 元祖 バンパイアと される。今と なっては 後発ものの 方が 隆盛なので なーんだと 感じる人も いるかもしれない。もともと 民間伝承 みたいなものが 下敷きに なっているようだ。とは言え きっかけを 創造した 功績は 大きく 長く 名が 遺るだろうと 感じた。

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