ぼうれいホテル
初出:「新少年」1937(昭和12)年11月
書き出し
惨劇の部屋伊藤豊治青年が洗面を済まして着換えをしているところへ、制服を着た給仕が朝の珈琲を運んで来た。「お早うございます」「ああお早う」「好くお寝みになれましたか」伊藤青年はネクタイを結びながら、給仕の支度する珈琲の卓子に向って掛けた。——あまり機嫌の好い顔つきではない。「よく眠れなかったよ君、一体この向うの部屋にはどんな客が泊っているんだい?ひと晩中へんな音をたてたり妙な声をしたり、実に閉口した…
cbeb8d424306さんの感想
世界を震撼させたゾルゲ事件を彷彿したが意外にも単純なストーリーでした。
k_ta さんの感想
とてもこの時代らしいミステリです。 軽くて読みやすいのも結構。