青空文庫

「和紙」の感想

和紙

わし

初出:「東北文學」1943(昭和18)年4月

東野辺91

書き出し

一昨夜寝床に入ってからも、あれこれと思いめぐらしてみたのだが、別にこれという嘘言も浮かんでは来なかった。新聞の広告で見た新刊書がどうしても買いたくなったからと、半日をつぶすにしてはいかにも気の利かない口実とは承知でも、ともかくそんなことで町へ出ることにした。まだ細紐だけで炉の火を焚きにかかった母に、起きがけの一服をつけながら友太はさりげなく言い出した。「……何せ、早く買わねどすぐ売り切れてしまうで

2024/04/17

19双之川喜41さんの感想

 和紙の 紙漉(かみすき)の 作業の 工程が 詳細(しょうさい)に 述べられている。我知らずいつもの 漉(す)き 三昧(ざんまい)の 境地に 入っていく ありさまが 美しい。職人魂が 窺われると 想った。

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