青空文庫

「放心教授」の感想

放心教授

ほうしんきょうじゅ

初出:「屍室斷想」時潮社、1935(昭和10)年3月9日

於菟12

書き出し

「先達ては老生の面倒なる御願に対し早速御調査詳細の御回答下され難有存候。然る所貴文中○○大学教授○○○○氏現存の如く御認め有之候も同博士は××大学教授にしてたしかに昨年中物故せられ居候。賢弟も愈々完全なる Zerstreuter Professor になられたるものと感服仕候。呵々。」これは永年ドイツに滞在している親戚のH教授から私への書信の一節である。Zerstreuter Professor

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