青空文庫

「国語学と国語教育との交渉」の感想

国語学と国語教育との交渉

こくごがくとこくごきょういくとのこうしょう

――言語過程説の立場における――

――げんごかていせつのたちばにおける――

初出:「国語科教育 第一集」全国大学国語教育学会、1952(昭和27)年5月28日

時枝誠記19

書き出し

はしがき橋本進吉博士は、昭和十二年九月、「岩波講座国語教育」に、「国語学と国語教育」を執筆せられ、国語学と国語教育との交渉、並びに、国語学の国語教育への寄与する点を明かにせられた。(橋本進吉博士著作集第一巻「国語学概論」に転載)私は今ここで、博士の右の論文を手懸りとして、同じ主題に対する博士と私との見解の相違する点を明かにしようと思ふのである。橋本博士の右の論文は、その後記に、「国語教育には全く素

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