でんしろうきょうだい
初出:「少女倶楽部」大日本雄辯會講談社、1939(昭和14)年6月号
書き出し
一若菜はせっせと矢竹をけずっていた。そのまえの年、天正二年の冬からとなりの国と戦争をしているので、この肥前(長崎県)大村城のるすをまもるものたちは、鎧甲のつくろいをしたり、武者草鞋や弓矢をこしらえたり、女も子供も手のあるかぎりは戦に必要な物をつくるのにいそがしかった。——おや?若菜はふと手をとめた。道の方で子供の泣き声がする、それがどうやら妹の千浪の声らしい。「若菜、泣いているのは千浪ではないか」…
ba5194e78df6さんの感想
読んだ、後の爽快感流石、侍