青空文庫

「幽霊思想の変遷」の感想

幽霊思想の変遷

ゆうれいしそうのへんせん

初出:「變態心理 二卷六號」1917(大正6)年11月

柳田国男12

書き出し

一土俗の荒廢と葬儀今年などは、自分の此官舍の前の大通りを、所謂赤毛布式の東京見物が少くとも二萬人は通つて居る。今日のやうに地方人の旅行が、殊に大都會との交通が盛んになつては、數百年間何の變化なしに保存せられて居た土俗の消えるのは、瞬くの間であらうと思はれる。實際又近年になつて、古い習慣の無くなつた實例は、無數にあるのである。中にも暦の改正に伴ふ正月の儀式、若連中が青年會となつた結果としての戀愛方法

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