青空文庫

「「早稲田大学」凡例」の感想

「早稲田大学」凡例

「わせだだいがく」はんれい

初出:「早稻田大學」文藝春秋新社、1953(昭和28)年10月20日

書き出し

一、私は少年時代から大隈重信が好きである。彼に取材する歴史的小説を書くことは、この数年来の計画の一つであり、「早稲田大学」は、その重要な骨骼を示すべきものである。昭和二十七年十月、早稲田大学創立七十周年にあたり、この作品の完成がこれと軌を一にしたことは、作者の尠からず愉快とするところであるが、しかし、この作品執筆の動機は、学校側の要請によるものではない。正確にいえば、むしろ作者の要請に対して、渡辺

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