青空文庫

「西班牙犬の家」の感想

西班牙犬の家

スペインけんのいえ

(夢見心地になることの好きな人々の為めの短篇)

(ゆめみごこちになることのすきなひとびとのためのたんぺん)

初出:「星座」1917(大正6)年1月

佐藤春夫19

書き出し

フラテ(犬の名)は急に駆け出して、蹄鍛冶屋の横に折れる岐路のところで、私を待っている。この犬は非常に賢い犬で、私の年来の友達であるが、私の妻などは勿論大多数の人間などよりよほど賢い、と私は信じている。で、いつでも散歩に出る時には、きっとフラテを連れて出る。奴は時々、思いもかけぬようなところへ自分をつれてゆく。で近頃では私は散歩といえば、自分でどこへ行こうなどと考えずに、この犬の行く方へだまってつい

2021/04/03

19双之川喜41さんの感想

 スペイン旅行が そう簡単にはできなかった時代には 成り立つ話かなとも思われけど 世界旅行が 容易にできるこのごろでは 異国趣味を 水盤と 黒犬で振りまくのは  いささか無理があるかもしれないと感じた。

2017/10/18

ec538f32331eさんの感想

摩訶不思議なお話。読み出したら、止められない。ただし、夢見心地にはなれなかった。

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