『げんりん』かいていばんのじょ
初出:「言林」全国書房、1957(昭和32)年5月改訂版
書き出し
旧版の『言林』は、昭和二十四年(一九四九年)の早春に出たのであったが、幸にして一般文化界、殊に教育界や読書界に普及し歓迎されて、編著および発行に従事協力しあったわれわれが均しく喜んでやまなかった所であった。しかし、出版以来すでにいつしか八年の星霜を経て、その間、文化界における諸般の実質ならびに形式上の発展と改進、とりわけ国語教育の方面の漸進的、いなむしろ躍進的とも称したい程度の革新により、原始の『…