青空文庫

「『言苑』跋」の感想

『言苑』跋

『げんえん』ばつ

初出:「言苑」博文館、1938(昭和13)年2月

新村2

書き出し

『辞苑』出でて茲に三星霜、幸に大方人士の歓迎と支援とを得て、版を重ぬること実に百八十有二、編者の洵に欣幸とする所である。編者はこの望外の厚意に励まされて、更に簡易・軽便にして効果的なる国語辞書の編纂を企て、爾来経営を怠らなかった。即ち編者は『辞苑』の完成以来、先ず中等学校・青年学校・小学校の国語読本を始め、各教科書の主要語彙の蒐集を図り、又進んで専門用語の採否については、各専門家の意向をも聴取し、

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