青空文庫

「月と手袋」の感想

月と手袋

つきとてぶくろ

初出:「オール讀物」文藝春秋新社、1955(昭和30)年4月

書き出し

*作中、ディクスン・カー著『皇帝のかぎ煙草入れ』のトリックに言及されています。未読の方はご注意ください。一シナリオ・ライター北村克彦は、股野重郎を訪ねるために、その門前に近づいていた。東の空に、工場の建物の黒い影の上に、化けもののような巨大な赤い月が出ていた。歩くにしたがって、この月が移動し、まるで彼を尾行しているように見えた。克彦はそのときの巨大な赤い月を、あの凶事の前兆として、いつまでも忘れる

2019/11/26

3fff2873574dさんの感想

犯人が追い込まれていく心理描写が生々しく、臨場感に溢れていて面白い。その名前だけで犯人を追い詰めてしまう明智さん、流石。

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