青空文庫

「好い手紙」の感想

好い手紙

よいてがみ

初出:「女性」1925(大正14)年8月号

書き出し

場所、東京、山の手の一隅、造作いやしからねど古りたる三間程の貸家建の茶の間、ささやかなれど掃き浄められて見好げなる庭を前にす。晴れたる夏の朝、食後卓上の器具とりかたづけられぬ前、卓上には器具の真中に夏花の一輪挿し。室内の壁間ところどころに金縁、或は白木の手製らしき額縁にはめられたる油画。ある一二ヶ所にヴァイオリン一二挺掛けてある。男二十四五、武骨なれども垢抜けたる風貌、洗いたての白地単衣、煙草をく

2025/07/25

艚埜臚羇1941さんの感想

  夫を 称賛する  手紙が 一方的に 数度  送られてきた。 それに 気づいた 妻は  前の 夫の 弟を ここまで 磨き上げたのは 妻である 自分だから むしろ 誇るべきである とする。悔し紛れ ではなく まじで 言い放つ ところが なんとも 可笑しいと想った。

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