うきよえのかんしょう
初出:「中央公論 第二十九年第一號」1914(大正3)年1月
書き出し
一我邦現代における西洋文明模倣の状況を窺ひ見るに、都市の改築を始めとして家屋什器庭園衣服に到るまで時代の趣味一般の趨勢に徴して、転た余をして日本文華の末路を悲しましむるものあり。余かつて仏国より帰来りし頃、たまたま芝霊廟の門前に立てる明治政庁初期の官吏某の銅像の制作を見るや、その制作者は何が故に新旧両様の美術に対してその効果上相互の不利益たるべきかかる地点を選択せしや、全くその意を了解するに苦しみ…
19双之川喜41さんの感想
浮世絵の生命は 日本の風土とともに 永劫なるべし と説き 海外に 流出することを 惜しんでいるけど それが後に ジャポニズム (日本趣味)として 世界で 認められることに なるとは 皮肉なものである。