青空文庫

「西行の眼」の感想

西行の眼

さいぎょうのめ

初出:「青年」1933(昭和8)年6月

書き出し

憤怒に打ち克つもの、それはただ慈心のみである。世に、対立を超越したものほど、尊く、高く、かつ強きものはない。平安朝もおわりに近いころ、北面の武士から、年わかくして仏門にはいった二人の偉丈夫があった。その一人は佐藤義清、もう一人は遠藤盛遠である。義清は二十三歳、盛遠は十八歳で剃髪した。前者は一所不住の歌人西行、後者は高雄神護寺の荒行者文覚である。おなじく仏門にはいっても、二人の心境は、火と水のように

2020/09/08

19双之川喜41さんの感想

 静寂の中の  無限の包容力と 暖かさが 寛容であると説く。 そうも言ってられない場面が  時に 現れた時に  如何にすべきか という問題は 起こりうると 愚考する。

2018/03/29

4900fab7210cさんの感想

今の若者はさとり世代と言われているけど、西行の目を持っているかといえばそうでもないような。でも小文覚なのかといわれてもそうでもない。西行の目を持っている人もいた方がいいかもしれないが、少しでも世の中をよくしたいという火の文覚のような人もいた方がいいと思う。

2018/03/29

1131187e9971さんの感想

2018年の今の時代にこそ、大いに読まれることが求められる作品です。この激動の時代に多くの人々が気分を沸騰させていがみあうのは国を危うくさせます。西行の眼を持つ人がもっと増えることが望まれると感じました。(周五)

2018/03/09

874bc215200aさんの感想

静動を制するは、森閑の自然さです。

2018/02/20

54609e12e7e7さんの感想

“私は私”と超然としようとする人、自我の強い人は、しばしば周りの人を傷つける。酷い場合は無自覚に。“水の自我”で生きたい。傷つけられたことに怒ってまた他の人を傷つける連鎖を絶ちたい。

2018/02/19

c7a516e584b8さんの感想

とてもいい文章です、私も西行になるように、周りの人と対立しないように頑張ります。

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