青空文庫

「運動」の感想

運動

うんどう

初出:「運動世界 第十號」運動世界社、1909(明治42)年1月1日

書き出し

始球式の投手我輩は運動が大好きである。好きなばかりでは無い。人間には必要欠くべからざるものであると信ずる。であるから、この間遣って来た米国野球商売人の始球式には、我輩も大いに進んで球を投って遣った次第である、華盛頓の学生といい、リーチ・オール・アメリカンといい、その技倆はとにかく、実に立派な体格を有しておった。それと並んでみると日本人は実に小さい。身体は小さくとも仕方は無いが、その弱々しい有様は如

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