青空文庫

「ひかげの花」の感想

ひかげの花

ひかげのはな

初出:「中央公論」1934(昭和9)年8月

永井荷風138

書き出し

一二人の借りている二階の硝子窓の外はこの家の物干場になっている。その日もやがて正午ちかくであろう。どこからともなく鰯を焼く匂がして物干の上にはさっきから同じ二階の表座敷を借りている女が寐衣の裾をかかげて頻に物を干している影が磨硝子の面に動いている。「ちょいと、今日は晦日だったわね。後であんた郵便局まで行ってきてくれない。」とまだ夜具の中で新聞を見ている男の方を見返ったのは年のころ三十も大分越したと

2022/02/15

19双之川喜41さんの感想

 最も古くからある 商売 を 女にやらせて  男は うろうろしているのだから  紐と陰で言われても 仕方がないけど  それなりに 気苦労はあり  そんなものかなと 思わせるところが すごいと感じた。

2018/01/29

ec538f32331eさんの感想

なんか悲しい。尽くし、貢いで一所懸命に生きている。ヒモでも心の支えになっているのかな。

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