青空文庫

「独愁」の感想

独愁

どくしゅう

書き出し

今年は雪の降り方が非常に少く、春の來方のあまりに早かつたのにひきかへ、高い山々の雪の消え方は何だかあまりぐづ/\し過ぎてゐるやうである。今私が二階の南向の書齋の窓から眺めてゐる山々もまだ麓まで眞白である。白馬や蓮華などの今頃なほ眞白なのは例年のことであるが、左手に見える雨飾岳が、今頃なほ裾まで深い雪に包まれてゐるやうなことは、ちと變てこである。里はもう綿入では暖か過ぎるのに、山々はまだ三月末頃の白

2019/11/06

19双之川喜41さんの感想

 坪内逍遙先生を偲んで 先生御自身の朗読の音盤を 聴いてみたところ 生々しさに躊躇した。 近松の談として「藝は實と虚との皮膜の間にある」という。 實に寄りすぎたというような 意味と感じた。

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