青空文庫

「春深く」の感想

春深く

はるふかく

初出:「都新聞」1924(大正13)年5月2、3、6、7日

書き出し

嘗て磯部というところへ行ったことがある。——上州のあの温泉の……二十九の春とおぼえている。——駒形にまだいた時分だ。みっともないから事の次第はいわない、とにかく、その時分、いまにして思えば空な話。——らちくちもない夢のような話をたよりに、わたしは、白痴みれんな毎日を送っていた。——寂しく、味気なく。——何をする張合もなく陰気そのもののような毎日を送っていた。その間で、ふっと、東京にいるのがいやにな

2019/02/24

19双之川喜41さんの感想

 藤村と綺堂も 訪れたところときき 万太郎は 磯部温泉に ふと 旅立つ。 想像したような情緒とは かけ離れており 期待外れだった。 その後 夜寒という句に 結実する。

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