青空文庫

「東亜の平和を論ず」の感想

東亜の平和を論ず

とうあのへいわをろんず

初出:「外交時報 第八四号」1904(明治37)年11月

大隈重信44

書き出し

〔今日の世界と東アジア〕諸君、近来支那朝鮮という問題がよほど世間の注意を惹くことになった。ことに満韓という問題は政治家、学者は勿論、事業家の間などにも、よほど注意せらるることになったのは甚だ喜ぶべきことであります。我輩はほとんど十数年以来支那の問題を研究している。しかし今までは社会はあまりこれに耳を傾けなかった。然るに近来は全社会を通じて、この問題によほど重きを置くということになったのは、諸君と共

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