青空文庫

「赤ひげ診療譚」の感想

赤ひげ診療譚

あかひげしんりょうたん

05 徒労に賭ける

05 とろうにかける

初出:「オール読物」1958(昭和33)年9月

書き出し

一「病人たちの不平は知っている」新出去定は歩きながら云った、「病室が板敷で、茣蓙の上に夜具をのべて寝ること、仕着が同じで、帯をしめず、付紐を結ぶことなど、——これは病室だけではなく医員の部屋も同じことだが、病人たちは牢舎に入れられたようだと云っているそうだ、病人ばかりではなく、医員の多くもそんなふうに思っているらしいが、保本はどうだ、おまえどう思う」「べつになんとも思いません」そう云ってから、登は

2020/01/28

69c9240eacbcさんの感想

去定先生、たくさん独白します。まさに本領発揮。

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