青空文庫

「松風の門」の感想

松風の門

まつかぜのもん

初出:「現代」大日本雄辯會講談社、1940(昭和15)年10月号

書き出し

一その洞窟は谿谷にのぞむ断崖の上にあった。谷は深く、両岸にはかつて斧を入れたことのない森がみっしりと枝を差交わしているので、日光は真昼のほんのわずかのあいだ、それも弱々しく縞をなしてそっと射し込むだけであった。そのうえ少し遡ったところに大きな滝があり、そこから吹下りて来る飛沫が絶えず断崖を濡らし、樹々の枝葉にあとからあとからと水晶のような滴の珠を綴るので、盛夏の頃でも空気はひどく冷えていた、洞窟は

2022/11/07

ba5194e78df6さんの感想

なんと言う、清々し侍魂、奥が深い作品

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