ひょうしゃくかんにんき
初出:「新読物」公友社、1947(昭和22)年12月号
書き出し
一駒田紋太夫は癇癖の強い理屈好きな老人であるが、酒がはいってるときはものわかりのよい人情家になる。そのときも程よく酔っていた。そのうえ多年の念願だった隠居の許しが下って、数日うちに城北いなり山の別宅に夫婦だけで移ることになり、すでに荷物も送り出したという状態で、甥の庄司千蔵にとっては又とない面会の好機だった。もちろん初めは渋い顔をみせられた。江戸邸から精しい手紙が来ていたとみえて、拳固一つくらいの…
ba5194e78df6さんの感想
読んでいても、良くわからない