はなよい
初出:「少女の友」1942(昭和17)年4月号
書き出し
一清之助のきよがき(お清書)をつくづくと見ていた母親のいねは、しずかに押し戻してやりながら、「よくおできでした」とやさしく云った。「あなたの字はのびのびとしていて、見ていると心がすがすがしくなります。けれど、もう少し丁寧にお書きなさるともっとみごとになると思います。……このつぎは是よりお上手なのを見せて戴きましょうね」「はい」清之助はあっさりとおじぎをした。弟の英三郎はそれを待ち兼ねたように、自分…
8eb05d040692さんの感想
良い親子で良い兄弟、読み終わって清々しい気持ちになった