青空文庫

「鼓くらべ」の感想

鼓くらべ

つづみくらべ

初出:「少女の友」1941(昭和16)年1月号

書き出し

一庭さきに暖い小春日の光が溢れていた。おおかたは枯れた籬の菊のなかにもう小さくしか咲けなくなった花が一輪だけ、茶色に縮れた枝葉のあいだから、あざやかに白い葩をつつましく覗かせていた。お留伊は小鼓を打っていた。町いちばんの絹問屋の娘で、年は十五になる。眼鼻だちはすぐれて美しいが、その美しさは澄み徹ったギヤマンの壺のように冷たく、勝気な、驕った心をそのまま描いたように見える。……此処は母屋と七間の廊下

2024/11/26

世捨て人さんの感想

意外なオチなどというものはない。綺麗事といえば綺麗事。でも、とても美しい物語です。

2024/08/04

21ab28eeb1d9さんの感想

中学の時の教科書で初めて読みました。 50を超える今になって、やっとわかった気がします。 日本人の心ですね。 ありがとうございます。

2022/03/24

ba5194e78df6さんの感想

出会いがあり心に響く清々しい

2022/02/19

阿波のケンさん36さんの感想

主人公は鼓の名手でお城で行われる闘いに向け猛練習中、しかし旅の老人は鼓は人と争うものではないなという。その老人はかっての闘いの勝利者であった…。難しい問題だ。

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