青空文庫

「溜息の部屋」の感想

溜息の部屋

ためいきのへや

初出:「アサヒグラフ」 1933(昭和8)年4月12日号

書き出し

今でもその室の壁には『溜息の部屋』と彫りつけた文字が遺っている。山手の並木街に添った古風な映画館、ブラフ・シネマの楽屋には、そのころ実にさまざまな人間が集まっていた、同時に奇妙なことは、それらの者たちがみな、それぞれに人生の埓の外へはみ出た、一言にして云えば落魄した者ばかりであったことだ。主任弁士の沢木七郎は朝から酒びたりで、オセロオの説明に浪花節を入れたり、ファスト・ヴァイオリンを弾いていた安土

2023/05/21

阿波のケンさんさんの感想

著者の時代物は人情の機微に触れる傑作ばかりだが現代物は作風が違うな。

2023/05/20

231abb04d990さんの感想

乾杯の音頭の一節がめちゃくちゃかっこいい。売れない芸術家の諦観めいたどんよりした感じ僕は好きですね。

2022/09/30

0c2892c2e65fさんの感想

結末は予想通りの作品。 山本周五郎版『どん底』の感アリ。でも希望は生きる力なのだな。

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