しゅうふうふき
初出:「講談雑誌」博文館、1939(昭和14)年11月号
書き出し
一「ねえお侍さん、乗っておくれよ」「しようのない奴だな」狩谷夏雄は苦笑しながら振返って、「何度も云う通り拙者は城下まで行くのだ、ここはもう柳繩手の町外れではないか、ここから馬に乗ってどうするのだ」「それでも、……ねえ乗って下さいよ、……じゃなければ草鞋を一足買っておくんなさい、お侍さんのは、もう緒が切れそうだよ」年は十六か七であろう、まっ黒に日焼けのした顔に似合わず、頬冠りの下から覗いている眼は、…
124c00a7b20bさんの感想
いつものか??
8eb05d040692さんの感想
山本 周五郎の作品は面白いんです