青空文庫

「三年目」の感想

三年目

さんねんめ

初出:「雄弁」大日本雄辯會講談社、1941(昭和16)年7月号

書き出し

一の一「……どなたです」そう云って覗いた顔を見て友吉はまごついた。家を間違えたのかと思って慌てて左右を見回したが、間違えるはずはなかった。「ここに角太郎という職人がいたはずなんですが、引越しでもしたんでしょうか」「さあ……角太郎さんねえ」四十がらみの実体な男だった。「……聞いたことのねえ名だが、お豊……おめえ角太郎さんてえ人を知ってるか」「そんな人は知らないねえ」障子の向うで面倒くさそうな声がした

2026/02/14

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