青空文庫

「内蔵允留守」の感想

内蔵允留守

くらのすけるす

初出:「キング」大日本雄弁会講談社、1949(昭和15)年11月号

書き出し

一岡田虎之助は道が二岐になっているところまで来て立ちどまり、じっとりと汗の滲み出ている白い額を、手の甲で押し拭いながら、笠をあげて当惑そうに左右を眺めやった。……その平地はなだらかな二つの丘陵のあいだにひらけていた。八月すえだというのに灼けつくような午後で、人の背丈ほども伸びた雑草や、遠く近く点々と繁っている森や疎林のうえに、ぎらぎらと照りつける陽ざしは眼に痛いほどだった。ところどころ開墾しはじめ

2025/01/28

8eb05d040692さんの感想

まさに名作。とても面白かったし、読後も心地良かったです。

2024/08/05

d6fae6bae17fさんの感想

さすが、小説の名手・山本周五郎!

2024/05/13

09a4f8b7dfdaさんの感想

師も教えを受けようとする若者も素敵です。

2022/12/22

3979d0091f1dさんの感想

道を極めるということの本質がみえる作品

2022/03/03

阿波のケンさん36さんの感想

恥ずかしながら読む前は忠臣蔵の大石内蔵助の話と思っていた。これは宮本武蔵の話に似てるな。

2022/03/02

0c2892c2e65fさんの感想

中学二年の時に読んで以来の再読である。山本周五郎が言わんとすることは当時分かったけれども納得はできなかった。中学二年には早すぎる作品。国語の授業で読む作品ではない。国語というよりは道徳の授業になってしまったような気がする。年齢を重ねて読むと、人が人であるためにはどうあるべきか、人としての本当の生き方とは何か、という問いかけが押しつけがましくなく迫ってくる作品。ただもしかしたら昭和15年(正しくは1940年、1949年では昭和24年となる)という執筆時期から考えて軍人批判も意図したのかもしれない。こういう読みも成立するように思われる。山本周五郎は中学国語の授業で扱ってはいけない、ということを実感した。

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